健康経営は食事から!? 生産性をUPする健康リテラシーの高め方

健康経営は食事から!? 生産性をUPする健康リテラシーの高め方

健康経営は食事改善から?

健康経営の効果

少子高齢化、生産年齢人口の減少が話題になる中、健康経営の推進によって、従業員の生産性の向上、社員満足度の向上や離職、休職防止、ひいては健康寿命の向上につながります。

2011年のジョンソン&ジョンソンの調査では、世界250社・約11万4000万人に健康教育プログラムを提供して、投資に対するリターンを換算した結果、投資1ドルに対して、3ドルの投資効果(リターン)が得られていると報告されています。

【投資の対象】
・人件費(医療にかかわる従業員の雇用)
・設備費(メディカルケア、ジムの利用などの福利厚生)

【投資効果(リターン)】
・生産性の向上
・就職人気ランキングの順位上昇によるリクルーティングに対する効果
・企業イメージのアップ
・メディカルコストの削減
・モチベーションアップ

本コラムでは、健康リテラシーの高め方と、食事に注目した健康経営への取り組みについて紹介していきます。

日本の食生活について

戦前(1950年代以前)には、コメ、イモ、マメが中心で、食事バランスとしては、タンパク質、脂質が不足し、炭水化物が過剰なバランスの悪い食事で、1950年代では、身体症候(*)が23.7%もの発症していました。

*貧血、毛孔性角化症、角膜乾燥・軟化症、口角炎、舌炎及び口内炎、腱反射消失、浮腫、慢性下痢、慢性胃腸障害、除脈、月経遅延及び無月経、母乳分泌不良、ひ腹筋圧痛

高度経済成長期には、肉、魚、卵、牛乳が一般家庭にも十分に普及し、戦前に比べてタンパク質、脂質の摂取量が増加し、食事におけるタンパク質、脂質、炭水化物のバランスが最適となりました。

その後、1970年代からファストフード店の日本への進出や外食産業の発展によって、食の欧米化が急激に進み、コメ、イモの消費が減少、パン、肉類の消費が増加しました。その結果、現代では、そもそもの食べ過ぎとなっており、脂質、タンパク質の過剰、ビタミン、ミネラル、食物繊維の不足となっております。

栄養・食事に関するプロはこのように考える!

現代では、食べたいものが食べたいときに手に入る環境となり、ビタミン、ミネラル、食物繊維が不足し、タンパク質、脂質の過剰となり、飽食の時代と呼ばれ、20歳以上の男性では3割程度、女性では2割程度の方が肥満とされる調査も出ています。

肥満状態は悪影響が多いことはイメージとしてあると思いますが、肥満の影響について、まとめると、身体的な影響、病気への影響、仕事への影響が挙げられます。

食事改善によって、それらのリスクを減少させることができます。

身体的な影響

成人期以降では、筋肉量や骨量は年齢とともに減少し、身体を支える力は弱くなっていきます。その状態で肥満となると、関節や骨への負担が大きくなり腰や膝への痛みが起こる関節障害の原因となります。また、敏捷性が失われることによって、急な転倒に対応しきれずに骨折などのけがの原因にもなります。

病気への影響

肥満状態では、血中の脂肪分、糖の割合が増加することで、血管が圧迫され、高血圧や動脈硬化、またそれをろ過するための内臓にダメージを与え、脂肪肝やすい炎などの原因となります。また、生活習慣病、ガンのリスクを高め、健康体重の方に比べて8~10年寿命が短くなっているということも報告されています。

仕事への影響

健康的な体重の人に比べ肥満の男性は2.8%,女性は8.5%採用されにくくなっているというアイルランドでの統計調査や肥満状態で仕事を続けることの生産性の損失は、欠勤、休業における損失より大きいとの調査結果も出ています。 前述の悪影響を避けるために、まずは健康リテラシーを高め、生活習慣から見直していくことをオススメしています。

健康経営は食事から!? 生産性をUPする健康リテラシーの高め方

健康リテラシーの高め方

コラム、読み物で健康リテラシーを高める

オフィス de ビオのコラムを是非ご活用ください。さまざまなバックグラウンドを持つ専門家が執筆しており、健康全般にかかわる内容から、昨今の健康に関する指標の紹介、商品の紹介を通した健康経営への知見な健康リテラシーを幅広く広げるコラムになっております。

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また、コラム内で気になったキーワードを検索して、いろいろな機関が発行している情報に目を通してみるのもオススメです。

自主参加型

読み物など自分の興味から派生させて健康リテラシーを高めることもおすすめですが、リアルタイムでの疑問の解決や情報をアップデートしていくという意味では、健康に関するセミナーに自主的に参加するのもオススメです。

2020年はコロナウイルスの影響で、働き方や人とのかかわりが大きく見直されるきっかけの年になりました。ZOOMなどのオンラインビデオ通話サービスが充実し、どこかに集合しなくてもリアルタイムでやり取りができるようになりました。

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福利厚生型

健康経営が注目される中で、企業が福利厚生の一環として健康に関するセミナーを外部の講師を招いて開催しているケースが増えてきました。ぜひ社内での実施をご検討するのはいかがでしょうか。

まとめ

今回は健康経営が注目されている背景から、健康リテラシーの高め方を紹介させていただきました。オフィス de ビオは、オフィスでの栄養補給を、もっと手軽に健康的に、「健康経営」を手軽に取り入れることができるサービスです。

健康リテラシーを高め、生活習慣の中の具体的な実践として、是非オフィス de ビオのサービスもお役立ていただけると幸いです。

また、オフィス de ビオでは、健康経営取り組みとして導入して頂いた企業様の声をご紹介しております。ぜひ、こちらも参考にしてください。

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<参照元>
栄養不足による身体症候の発言率 厚生労働省
肥満と就職率の関係 Ganon, 2005
肥満と労働生産性の調査 Finkelstein, 2010