【男性】健康保険加入者における特定保健指導該当者と喫煙率

【男性】健康保険加入者における特定保健指導該当者と喫煙率

近年、健康保険組合などの保険者と企業が連携を取り合って、良好な職場環境を整え従業員や家族の健康予防・健康づくりを効果的にする「コラボヘルス」という言葉が挙げられます。健康経営に喫煙率がどのような影響を与えるのでしょうか。

上記の図より特定検診の受信者に占める特定保健指導の対象者の割合は制度開始以降着実に低下傾向にあることがわかります。積極的支援該当者のうち男性の4~6割が喫煙者で、喫煙しているかどうかでリスクは1つ増え、保健指導レベルが動機づけ支援から積極的支援にあがっていることがわかります。

積極的支援該当者を減らす対策として喫煙対策が非常に重要です。積極的支援該当者数が動機づけの支援の該当に移行するだけでも特定保健指導対象者にかかるコストが減り実施率を向上させ安くなるという効果もあります。

喫煙は善玉コレステロールを減らしたり、悪玉コレステロールを酸化させやすくしたりする作用もあり、動脈硬化を進行させる大きな原因となります。喫煙者に対する健康の心配と一緒に企業のリスクの1つとして考えてみてはいかがでしょうか。

出典:データヘルス・健康経営を推進するためのコラボヘルスガイドライン