オーガニック(有機食品)の利用頻度や購入状況データ

オーガニック(有機食品)の利用頻度や購入状況データ

オーガニック商品を購入する目的は?

平成29年に農林水産省が行ったアンケートによると、「安全」や「健康によい」などが購入理由に多く挙げられています。その他に「理念に共有出来る」や「環境に負荷をかけていない」など、自身の健康以外での購入理由も高い割合を占めていました。オーガニック商品の購入理由は、商品への信頼の上で、「自身や家族の健康」から「生産者への共感」、「環境保護」までと幅広いことが分かります。

みんなどれくらい購入しているの?

有機食品の購入や外食等の利用頻度について、「週に1回以上」と回答した割合は17.5%でしたが、一方で「ほとんど利用していない」と回答した割合は54.8%でした。また、利用金額について、週に1回以上有機食品を利用する人に聞いたところ、「5,000円未満」と回答した割合は42.6%で、「20,000円以上」と回答した割合11.1%でした。

オーガニック食品を購入するメリット

日本で使用が認められている添加物の中には海外では危険として使用が禁止されているものもあります。オーガニック食品は、添加物による健康へのリスクを下げることができます。また、オーガニック食品を購入することは環境と社会へのメリットにもつながります。

その例となるものが化学肥料や農薬に頼らず、動植物質の肥料を用いる有機栽培です。農薬が体に及ぼす量に満たなかったとしても、農薬の毒素は土、水、生物、そして私たちの体内を循環し、徐々に積み重なっていきます。有機栽培は土を修復させ、水の質を守り、植物や動物などの生態系の多様性をサポートします。

農薬の使用は、農家で働く人たちにとっても大きな問題です。消費者が有機栽培で作られた食品を選ぶことで、農家の方々の健康を守ることができます。オーガニック食品を選ぶことは地球規模のメリットにもつながっています。

店頭やネットショッピングなどでオーガニック商品を選ばれる際、自身のためだけでなく生産者の健康や環境へのメリットに繋がっていると思っていただければ、オーガニック商品を利用することがより楽しくなると思います。