オーガニック食品(有機食品)の国内市場規模推移
有機食品市場日本の状況(2009年と2017年の推計結果比較)
市場規模を推計した年度 | 2017年 | 2009年 |
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「ほとんど全て「有機」を購入している」者の一世帯当たり月平均有機食品の購入金額(円) | 10,750円 | 11,800円 |
「ほとんど全て「有機」を購入している」者の割合(%) | 1.68%※1 | 0.90% |
日本全国における「ほとんど全て「有機」を購入している」者の有機食品購入金額(円) | 1,157億円※2 | 624億円 |
世帯数(世帯) | 5,340万世帯 | 4,900万世帯 |
有機食品市場規模の推計(円) | 1,850億円 | 1,300億円 |
オーガニック市場の国内規模ってどれくらいあるの?
有機食品を購入している世帯の割合は、国内では約90万世帯となっており、全体の約1.68%となっています。市場規模は1,850億円となっており、農産物売上高の約1.5%を占めています。
過去と比較して伸びているの?
2009年から約10年で、1世帯当たりの有機食品購入金額は減っているものの、購入している世帯の割合の増加に伴い、有機食品購入金額は約2倍となっています。
今後の展望は?
購入金額が下がりつつも購入者の割合が増えていることから、有機食品の購入者が高所得者や健康産業従事者などだけでなく、一般の方々にも普及してきていると推測できます。
有機食品専門のスーパーマーケットの拡大やホテルで有機食品の活用が増えていることなどもそれを表しています。
新型コロナウイルス世界的流行以降は、感染症の拡大防止と同様に各々の免疫力強化への注目が高まっています。
「自分が食べているものにどんなものが含まれているか」という消費者のニーズに合わせるため、供給側の販売商品の選定や表記基準など求められ、オーガニック専門店に限らず、一般スーパーマーケットに並ぶ食品が見栄えだけでなく、中身に拘ったものが増えてくると思われます。
<参照元>
・令和元年7月26日農林水産省生産局農業環境対策課「有機農業をめぐる我が国の現状について」(P5)
※1:17.5%×9.6% ※2:10,750円×12月×1.68%×5,340万世帯